生きていたい世界

それで結局、あのイベントから2年近く経とうとしている今、お前は急にどうしたのって感じなんですけど。
 
人(作品)のことを応援するってどういうことなんだろうと思ったんです。
もちろんその人それぞれ愛し方があって、表現方法があって。
そのことを否定するつもりは全然ないんですけど、自分はこうありたい。こういう世界に居たいというのが、実際メンズ温泉を好きになる前ははっきりしていませんでした。
今も別にそんなにバシッと決まっているわけではないんですけど。
あのイベントで感じたこととか、それまで思っていたこととか、イベント後その日初めてお会いしたフォロワーさんたちのそれぞれの応援スタイルや、お話を聞いて学んだこととか。
メンズ温泉以外の好きな人たちに関してとか、新しく好きになったものや、ずっと前にハマったものとか。
 
そういうものを全部一回出して、眺めてみないといけないなと思ったんです。
 
握手でわけのわからない、ほかの人からすると噴飯ものの独り相撲ぶちかましてたこともちゃんと言語化して見直しておかねば、と。
そう思いました。
気持ちというのはそこにあっても、言葉に、かたちにしないと存在しないも同じと扱われてしまいます。
これは他者との間でもそうですが、自分の中でもいえることだと思います。
実際にずっと、すごく好きでも、言葉にしなくては(表現しなくては)意味がない。応援という意味ではなおさらだなあと感じました。
ありがとうという気持ちを、好きだという気持ちを、とにかく誰かの目に触れる形で表現しようとはっきり思ったのは、メンズ温泉が初めてでした。
それまでは好きという気持ちがこぼれるからわかってくれそうな友人などに「最近これが好きなんだ~」とか話す程度で。
「私が持つ、好きですありがとうって気持ちが少しでも好きな人や、それをつくっている人の心にいい影響が及べばいいな」なんて考えたこともありませんでした。
 
これが応援ってことか!!(雷ピシャーン!)
 
みたいな。
そういう生まれたてのような気持ちでいた中で、制作に関わった方々から個別にリプをいただけたことや、出演されている方とやりとりができたことはとても幸運なことだったと思います。
応援って基本的に自分次第っていうか。
そもそもリアクションが返ってくること自体まれなことだと思うんです。
握手とか直接声をかけられるイベントはまた別の話ですが、ファンレターを書いたって返事がくることも珍しいと思いますし、ツイッターやブログだってたわわにぶら下がるコメントに返事なんてほとんどつけられない。人気者であればあるほど、ひとりひとりに対応なんて不可能ですし。
もう「メッセージを読むこと」自体されているのかわからないことが当たり前です。
そんな中で「あっ、届いてるんだ」とか「言葉を返して下さった!」みたいなのが確かにわかったのってなんて恵まれているんだろう!と感じました。
 
距離感大事。
 
直接会うイベントは物理的な距離が一瞬でぶっ飛ぶので心の距離がよくわからなくなるんです。
前述のとおり、私はイベントで相当な混乱状態でしたので、正直しんどかった…。
もちろん嬉しいんです。
だって生ですよ?生きてるんですよ目の前で息してるんですよ?何も媒介しない声が聞こえるんですよすごくないですか???めっちゃすごい!!!しかも手の皮膚触れるんですよ?(表現)わ~~~~~~~!!!!!!!
みたいな感じに嬉しいんです。(観察者目線すぎる)
 
しかし付随するあれこれが強すぎたんですよね。それはもうどうしようもない。これから先、場数を踏めば多少は慣れるのかもしれませんが、これまでの経験上、そんなに変わる気がしません。
また同様のイベントが、愛するメンズ温泉であったとして行くのかという問いを自分に何度も投げかけたんですが、
「いや~~~~~~~~…死ぬほど悩むよね……」って答えしか出てきません。
 
これらのことから、
私は好きなものを好きでいたいんだなと気づきました
 
どういうことかというと、できるだけネガティブなことから遠ざかりたいんです。
これはたぶん、私が好きなものを好く理由に関係しています。
ここまで読んでいただいてわかる通り、客観的に見て私って生きやすそうなタイプではないですよね。
 
ええそうです、生きづらいです!
 
今の時代そういった思いを抱える方も多いと思いますけど、私も例にもれず生きづらい。
なんだか呼吸をしているだけで痛みをこらえてるような気がすることもしばしばあります。立ち止まりたくてもなんとかして乗り越えて、この痛みを引き連れて毎日をすごさなくてはならないことに、かなしくなったりします。疲れが癒しきれなくて、幸せってなんだろう?と首を傾げたくなることもあります。
その痛みを止めるために、明日また目を覚ますために。私は好きなものを好きでいるんです。
 
大げさでもなんでもなく、生き甲斐だと感じました。
そんな生き甲斐を与えてくれる存在は、とても大切だと思いました。
 
すごくシンプルな気持ちでそう思えたので、大事なのはそこなんだと思いました。
大切にしたい。笑顔でいてほしいし、幸せであってほしい。そのためにポジティブな言葉をできるだけたくさん言いたいし、届くならそれがいい。
 
もちろん物事にはいい面だけじゃないので無理をしてイエスばかり出すのではなく、好きなことを好きでいるために距離や角度を考え直すことも必要だと思います。なんでも無理して飲み込んだって、結局消化不良を起こすだけだから。
 
などとなんだか格好良くまとめようとしていますが、要は「辛い気持ちをこれ以上抱え込む余裕なんてない」ということなんですよね。
だから、好きな対象に対して「どうせ見下してる」と思いつつ好きでいられる人ってすごいなと思ったんです。
私には無理だなあと。実際そうだったとわかったら結構ショックだし。思ってたとしても頑張って隠してほしいなと思います。
ありがとうって言ったら心からありがとうって返してくれる世界に住みたい。たとえそれが錯覚だったとしても!
結局相手に本当のところを確かめることなんて不可能なので、これも「自分次第」の話になってしまいますが。
応援って実際自分本位の行為だと思うんですが、相手が少しでも喜ぶんじゃないかと思わないと私はできないし、芸や作品と人間性をばっさり分けて見てもいないんだなあと。
好きって思う段階ではある程度分けられるのですが、いざ応援となるときつい。
(応援のしかたがいろいろあるということも知ったので、私の応援など応援に値しないと思う方もいらっしゃると思いますが、ひとりごとなのでご容赦頂ければ幸いです。)
 
自分のために応援してるからこそ、とにかくポジティブに行こう…!
 
そんなことを思いました。うわなんかこんだけ書いてきてものっそい普通!!!!!!
 
ともあれ、ここまででブログを立ち上げたときに私が書きたかったことはだいたい書きました。
まとめるのが苦手なのでどうなることかと思ったんですが、出来は置いておいても、とにかく形にできてよかったです。
 
文章を書くこと自体は好きなので、また何か書こうかなと今は企んでいます。
 
 
 
あと最後にこっそり書きますが、私はメンズ温泉の番組終了後、出演者の俳優さんのお仕事を追っていくうちに2.5次元の舞台にハマったり、以前から好きなものを再確認したりして、「好き好き言うことの大切さ」を胸にあれこれ好き好き言いまくっているTwitterアカウントがあります。
ご興味のある方は覗いてみてください。
(※たまにBL作品の話題が出るので苦手な方はおすすめしません)
 
こちらでも仲良くしていただける方はフォローして下さると喜びます!

承認欲求

ちょこっと1,2回ブログ書いて静かにしていようと思っていたのに記事がもう5つ目。
その事実に真顔で今「えっ」て言いました。
書きたいことを書いたら黙るのか、それともなんか調子にのっちゃって書き続けちゃうのか。
 
とりあえず、思いつくままに書きます。
 
 
自己顕示欲、承認欲求のお話をしました。
そもそも自己顕示欲を持つこと自体が決して悪いわけではないです。
届かないとか届くとかほとんど関係なく好きという気持ちを表現したい。そういう気持ちでTwitterを私もやっています。
ただ、好きな対象が主に芸能活動をしている方々もしくは舞台や番組を制作されている方(舞台、番組自体も)なので「応援」ということが絡んできます。
たくさんの人に見られて、愛されてナンボの職業の人たちなので「こんなとこにも好きって言ってる人がいるよ」というアピールはしたいというか、それもひとつの応援の形だと思ってオープンなアカウントでやっているところはあります。
できるだけポジティブな表現を選んでみたり。
もしかして何かの拍子にご本人の目にふれたときに不快にさせないように、とか一応そういう意味では視線を気にします。
直接リプを出演者や制作陣の方々に送るときは、あれこれ思案しますし毎回とても緊張します。
 
でも握手となると全然次元が違いましたよね…。
 
生きている人間のもつものを生で見ること、言葉を交わすことは、画面の向こうで見ているだけでは感じられないことばかり。
一瞬の握手でも、「この人こんな目してたんだ」とか「手ってこんなに大きかったんだ」とか衝撃がありますし、会話となると声色やトーン、こちらの言葉に対しての反応など、さほど長い時間ではないはずなのに脳細胞と感覚器官を総動員してできるだけ情報を獲得しようとしてしまうものなんですね。
寝不足で、死ぬほど舞い上がってたのに、それぞれの対応の印象はしっかりと握りしめて帰ってきました。
 
さてここまで読んでいただいてわかる通り、私はそもそも非常にネガティブな自己評価を持つ人間です。
 
他人の考えなんて絶対わからない。
 
それは重々承知の上でも、「こんな人間が握手に行ってごめんなさい…」という甚だ頓珍漢な落ち込み方をしました。
人間として、はたまた異性である人間として自分がどう見られていたか、それがほんの一瞬で相手の脳裏から消えてしまったとしても、あの瞬間相手が自分に下した評価が気になってしまったのです。完全に私の解釈の問題なんですけど。
もちろん、あくまでお仕事ですから。皆さん笑顔で対応してくださいましたし、特に問題とされるような反応もなかったと思います。
なのに承認欲求がガンガン刺激されて、バカみたいな考えが量産されていく。
考えていた内容としては、ざっくり言うと対等な存在ではないことを再確認してつらい、みたいな。どうしようもないことです。
年齢的にはとっくに大人ですし、自己評価低すぎるのも生きにくいのであれやこれや対策して育ててはいるんですけど、やはり握手の劇薬っぷりでコントロールが効かないのが苦しすぎました。
結局自ら有象無象になろうとしたのに、有象無象として認識されることにもがっつり傷ついていたりして。なんという矛盾。
ファンである、それ以上にはなれないと知っているのに、なりたくなってしまう。
私の場合、求める先が恋愛対象とかそういう話ではなかったんですけど、”お仕事をしている相手としての顔”を求めていたわけじゃないなっていうか。
番組内容が割と素っぽい自然な友人とのやりとりや表情を主としているものだったので余計にそのギャップを感じてしまったのかもしれません。
ああ、しかもこれは制作している方々にも言えることなんだろうなあというのもぼんやり考えました。
色々とそんなことが頭の中で混乱し、承認欲求を持ってはいけない相手、絶対に返ってくるわけのない相手に抱いてしまうほど、イベントでのひと時は刺激が強かったということです。
 
 
このブログを書き始めるきっかけとなったこちらのエントリー
 
の中で、こんなお話がありました。(引用します)
 

 

前、twitterにも書いたんだけど人から拍手や喝采をもらう立場のお仕事の人って基本的に客を見下してるじゃないですか。 まあ常に舞台という客より高い位置に立ってるわけだし、直接客と会って取引しなくてもお金はもらえるわけで相手が人間だって思わないのだろう。それはしょうがないのかなと思うけども。

りさ子のガチ恋♡俳優沼 - かのコレ

 

 
なるほど、それに似たこと、私も感じたような気がする。と思いました。
でも、でもです。
本当にそうかなあ?って言いたくなったんです。これがこのブログを書きたいなと思った動機のひとつです。
 
実際にきっと、そういう(ファンを見下す)人はいるんだと思います。与えられる好意が実力に見合っていても見合っていなくても、立ち位置なんて人間簡単に見失いますし、いろんな考えの人がいます。
考えも白か黒かじゃなくて、まったくそんなこと思わない人、ちょっとそう思う人などいろいろいると思います。
 
でもそれって絶対、本人にしかわからないことですよね。
 
中には本当に真摯に自分の芸や魅力と向き合い、作品を作り上げて、お客さんに感謝している人もいるんじゃないかな?(ていうか居てほしい)
結局対象の人物と本音で語り会えるような状況にファンはなれない運命なので、憶測でしかものが言えないところがなんとも歯がゆいんですが。
応援するということはその人に、芸に、もしくは作品に(作品の向こうにいる人に)気持ちを向けてそのために何かしらのアクションを起こすことであって、それって実際そんなに容易いことじゃない。
それを「どうせ見下してるんだよね」って思いながらしていくのって辛すぎるのでは…と思ったんです。(もちろんこれにもいろんな考えがあると思います)
 
応援って何かな、とイベント後にもたくさん考えたのですが、とにかくこの一言で感じたまま心の奥底にしまってあったことを引っ張り出して並べてみたくなりました。
 
 
 
まだ続きます。
 

葛藤その2

さて3日間書いてきて思ったんですけど、

 

意外と書けるじゃん。一行もかけなくてのたうち回るかと思ったのに私やればできるじゃん。

という感想。(3日で思うというのが3日坊主のフラグに思えてならない)


でも正直一生懸命に書きすぎていまだにキャラクターが少し窮屈なままで疲れてしまったので、考えていた流れをいったん無視して、もっとくだけた感じで握手会の時思ったことをずらっと書いていきたいと思います。

 

 

そもそも握手のとき何を言えばいいんだろ???

という疑問は行く前からずっとありました。
私が今まで経験した接触系のイベントといえばトークの最後にハイタッチとか、一瞬で流れていく握手くらいで、そこが大きく取り上げられるようなものには参加したことがありませんでした。


そもそも伝えたいことなんて「好きです」「素敵です」「ありがとう」の3種類くらい。


でもそれでは気持ちが収まらないから、この気持ちを端的に表現できる言葉はないものかと考えたりはしていました。
まあ目の前に立っちゃうと全部ふっとんじゃうかもなぁなんて予想しながら。
結果は案の定そんな感じで、頭を抱えたのは言うまでもありません。

 

ていうか。

なんていうか。

 

メンズ温泉という番組をご存じない方のためにちょっと説明させていただくと、

「美しい男たちの裸」をまずうたい文句に掲げてるんですね。
裸です。そう。
そして「関係性萌え」に着目して番組が構成されています。
つまり出演者(5人の男性)たちの関係性を、まあ、なんかこう、生っぽくBL和えみたいな感じで見せてくれるんですよ!!!!!わーい!!!!!!!!!!!
随分と欲望がむき出しだなと思いませんか。私は思います。

 

それを見て「(番組が)好きです♡」「素敵です」って本人に伝えるって冷静に考えてやばない…???????

 

セクハラ行為に近くない…???????????

 

「好きです」(裸が)
「素敵です」(裸が)
「ありがとう」(脱いでくれて)

 

みたいなキャプションいちいちつきません?????????????

ねえ大丈夫???????????????


っていう思いがありましたね。
実際あれでよかったのか未だにひとりで首をひねったりしています。考えたって仕方ないんですけど。
そういう葛藤も”怖さ”に大いに加担していたはず。


いやもう全然自業自得なんですけどね!!!!!

すみませんタオル巻いただけの裸見ましたし、異様に意味深な視線のやりとりとか過剰気味なスキンシップに湧きましたしもう逃げも隠れもできないんですけど!!!!!!!!


ごめんなさい…!
好き…!!!(消え入りそうな声で)

 

はー、それなりにすっきりしました。こういうテイストの方が楽でいいですね…。

握手という劇薬

そんなこんなでイベントに来た私は、現実感を手放したまま各出演者の方々とひとりずつ握手をし、言葉を交わし、ツーショットやグループショットを撮りました。ハグはなくて、内心死ぬほどほっとしました。
 
レポではないのでさっくり書きましたが、このたった3行の間に私の中にどれだけの感情が生まれ、あふれ、そしてせめぎあい淘汰され咆哮をあげたことか。
 
それをこれから、紐解いていこうと思います。
 
このイベントに参加するにあたり、やはり私が一番気にしたのが「こちらに視線が向く」ということです。
理由は、一方的に観察していたい性質なためと、もう一つは自分に自信がまるっきりないため。
それは容姿ももちろんですが、嗜好や挙動、表現方法についてもです。
私はこれまで、自分の好きなものをほかの人と共有しようとか、布教しようとか考えずに生きてきました。
同じ対象を好きな人が受け入れられない(同担拒否)というわけではなく、同好の士とは大いに語り合いたい気持ちはあるのですが、いかんせん自分の好きなものを一般的な感じで好いていないような感じがして、それを指摘されたり、変に思われたり、相手を不快にさせるのが嫌だと思っていたからです。
 
ただただ、自分の好きなものを自分の好きなように愛でたい。そう考えていました。たとえひとりぼっちでも。
 
いわゆる隠れオタクです。(隠れられているかはわかりませんが)
はぐれオタクかもしれない。(そんな言葉はない)
 
この「一般的な感じ」というのは「普通に」「常識的に」みたいな一見するとゆるぎないことのようですが実際思い込みによるところが多いあやふやな概念です。
でも、私はあえてそこに照準を合わせることにしました。
なぜならそれが一番安全だと思ったから。
今までにやけ顔も隠さずにゆるみきった状態で絶対的に安全な場所で画面の向こうをただ見ていればよかったのですが、こちらも人の形をして目の前に立たなくてはなりません。
気持ち的には丸裸です。
自意識過剰なのもわかっています。でもせめて失礼のないように。不快にさせないようにふるまいたい。
ある程度人として当たり前のことですが、強迫的なレベルでそう思っていました。
せめて「普通」であろうと精一杯つとめたのですが、
 
実際、握手をすると予想もしなかった感情がわいてきました。
 
「嬉しい」「好き」「ありがとう」などポジティブなものが爆発的に増加するのはだいたい予想していたのですが、「苦しい」「むなしい」みたいなネガティブな感情も色濃く襲ってきたのを覚えています。
どちらも飲み込まれそうなほど大きな渦を巻きながら迫ってくるので、必死でポジティブな言葉を呪文のように唱えながら逃げたようなイメージ。
脳内物質がスプリンクラーのように降り注ぐ!!!!!!!
舞い上がったかと思ったら次の瞬間叩き落されて、しにたい!でも幸せ!!!!!!!生きる!!!!!!!!!!みたいなアップダウンが秒単位で起こるような感覚。
 
握手(接触)って劇薬じゃないか。(情緒不安定じゃないか)
 
このとき、そばにフォロワーさんがいてくれなかったら私はその辺で行き倒れていたかもしれない。大都会の片隅で。(ありがとうございました)
 
本当に強烈な体験でした。
漠然と思ったのは「これは狂う」ということ。
 
また「ガチ恋」の話になりますが、行く前は別の人種のことのように思っていたのに、いざイベントを終えてみるとこれは他人事ではないと感じました。
そうです、人に向けてのガチ恋です。あんなに言っていたのに。
これは「むなしい」と感じたことに関係しています。
むなしいって何がむなしいのか。それはきっと「欲が出るから」だと思います。
 
ではなんの欲なのか。
自己顕示欲や、自己承認欲求と呼ばれるものです。自意識過剰が自己顕示欲を強め、承認欲求につながっていく。そしてまたぐるぐると悪循環するとどんどん苦しくなるらしいのですが、私ももきっちりそのループにハマったという訳です。
 
私の場合で言うと、
自意識過剰さから目立つことを恐れ、有象無象でありたかったはずなのに、接触イベントがきっかけで個人として認めてほしいと思う気持ちがわき、
そうあれない自分に落ちこむ。
 
みたいな。
 
ものっすごい独り相撲ですね。全部自分の中でしか起こっていないことです。
それも自覚しているので気持ちを持て余して苦しい。
そもそも私は何をしにきたんだ。目的を一瞬見失いそうになり、慌てて捕まえて感情の波をやりすごしました。
そう、目的は「認められること」じゃなかった。感謝を伝えることは達成できた。いいんだこれで。いいんだ。と、自分に言い聞かせて。
イベントが終わったあと、制作陣のお一人から「会場にいらしたんですね。どこにいらしたのかわかりませんでした」という内容のリプ返をいただいたのですがそれでいいんです!見つからなくてよかったと心底安堵を感じつつも少し寂しかったのもこのせいだと思います。
立ち位置なんて簡単に見失ってしまうものですね。
私は幸か不幸かまだ一度きりですが、巷では若手俳優やアイドルの握手会なんかは頻繁に開催されている模様なのでより深い「ガチ恋」状態に陥るのは難しくないと思います。
 
それが自分の感覚とつなぎ合わせてわかったのが、私の人生において大きな収穫でした。
 
もちろんガチ恋が苦しいつらいばかりではなく、それを楽しむ人もいるのかもしれませんが、このブログを書くきっかけになったのが以前RTした「りさ子のガチ恋♡俳優沼」(クリックするとあらすじに飛びます)という舞台の感想を書いたエントリーだったのでこのような内容となりました。
 
 
恋は楽しいばかりじゃない。そう思うのです。(笑っていいんです大丈夫です)
 
 
次は、承認欲求のくだりとかそのへんも絡めつつ、ほかに学んだことや、これからについて書こうと思います。

ガチ恋?

昨日のブログでいきなり時系列を思い切り間違えていることに気づきました。
 
また会えましたね。もしくははじめまして。ちよ子です。
 
何かというと、イベントは番組最終回後に参加を決めたような書きかたをしていますが、実際発表があったのは最終回より前の前の回くらいで、参加の応募をしたのは募集開始後すぐだったように記憶しています。
もう2年前のこともおぼろげな脳細胞で申し訳ございません。
でも2年も経っているのにフォロワーさんが皆さんすごく暖かくて、交流できていることが本当に嬉しく思いました。
(この交流についての話も、書きたいことのひとつです)
 
 
さて、極めて恋心に似た気持ちを抱えていると気づいた私の話までしました。
 
ところで皆さんは「ガチ恋」という単語をご存知でしょうか?
アイドルなどにガチで恋をしてしまうオタクのことをそう呼ぶらしいのですが、最近私はその単語を知りました。
でも、当時その名称は知らずともそういった存在がいるのはぼんやりと知っていて、
そんなまさか私が?と狼狽の色を隠せませんでした。自分の知っている自分ではないという不安が強かったです。
確かに出演者の皆様はそれぞれ見た目だけでなく話し方やしぐさ、性格など個性的かつ魅力的で推せすぎると思ってはいましたけれども、ガチ恋って、彼女に嫉妬したり、結婚で寝込んだりするやつだよね…?それはない気がするからじゃあ違うかな、いやでもこ
 
あ、違うわこれ番組に対してだ。(唐突な悟り)(そして安心)
 
人でない対象に対して「ガチ恋」というのが正しいのかわかりません。
しかし出演者さん個人(全員推しなのでそれぞれ?)というよりは、この番組の世界観すべてが好きで好きでたまらなくて、それはもちろん出演されてる方々も含むし企画や制作、演出やその他さまざまなお仕事をされた制作陣の人々もひっくるめて「この世にこんな作品を生み出してくれてありがとう!!」という尊敬?もはや崇拝に近い気持ちの対象なのです。
 
でも、でもですよ。
 
握手会って、どうあっても人が相手なんですよね!
 
そして私も人なんですよね!!
 
なにを当たり前のことを大文字で言っているのかと思われるかもしれないんですけど、このことを私は握手会後に痛感したのです。
 
余談ですが私人のとりとめのない話をただただ聞くのが好きすぎてカフェとかの観葉植物になれないかなとか考えるほどでして。
 
そうですね、やっぱり覗いていたいんです。(ゆるぎない)
 
握手で言うと、ドアノブとかになればできるかなとか考えたんですけどドアノブじゃ気持ちを伝えることはできないやっぱり人の形じゃなきゃ!(???)とかとち狂ったことを真剣に考えるほど、人として出演者さんの前に立つのに恐れがありました。
 
でもいつもなら考えて迷って、思い詰めてみたいなのをひとしきりやった挙句あきらめたりするのに、(実は最近もありました)それらをすべてぶっ飛ばす謎のパワーがその時にはあったのです。
 
勢いって大事です。
 
そして当日、私は興奮で前夜一睡も出来ないまま朝を迎え朝早く飛行機に乗り会場へと向かうのです。
まさに「遠足の前の日に眠れない子ども」状態。
ちなみにこんなことも今までの人生で経験したことがありませんでした。今更こんなことまで初体験。
そのせいでおそらくナチュラルにハイでした。こうして通常の精神状態からかけ離れていたのも、ハグがあるかもしれないのに「緊張する~!」程度で会場に居られた(ツーショット&グループショットも撮りました)要因だったのではないかと思っています。
 
ハグがそんなに嫌なら帰ればいいとも思いますが、そんなことはできない。私は心の弱い人間です。
 
 
もの凄く怖いけど、ちょっと興味捨てきれない…!!
 
 
 
というわけで次は実際の握手編を書こうと思います。

はじめまして

ブログのアカウントはすぐにとったものの、書きますと言ってからだいぶ時間が経ってしまいました。

私はとにかく、抑えきれない感謝と愛を少しずつ紙に書いて、瓶に詰めて、どこかへ流れ着いてそれがもしかしてご本人とかに伝わればいいな~みたいな淡い気持ちで電子の海に好き好きツイートなどしている人間です。
はじめましても、そうでない方も、どうか大自然の一部をぼんやり眺めるような気持ちでいてくださると幸いです。

さて何が話したくてここを作ったかというと、

そうそう握手会のお話ですね。
なんのというと、「メンズ温泉」という2015年にBS JAPANさんで放送された番組です。

www.bs-j.co.jp

私はこちらの番組がもう、死ぬほど好きなのです。
内容はオーディションで選ばれた美しい男性たちが、ただただお風呂に入り、おいしいものを食べ、楽しそうに仲良くわいわいしたりするのをじっと見つめる番組です。
じっと。
それはもうじっくりと。

まあ詳細は今回は省くとして、2015年、私はこの番組に「ちょっと大丈夫かな?」というくらいドハマり致しました。


毎日毎日、録画した番組を暇さえあれば繰り返し再生し、尊い!ありがとう!大好き!みたいなツイートを飽きずにしつこいほど垂れ流しておりました。
しかし番組は3か月で終了。
私は最終回をリアルタイムで観ながらこの世の終わりかという程に嘆き悲しみつつも番組内容にひどく興奮しておりもう心の中はしっちゃかめっちゃかの大嵐。
そんな中東京でDVDの予約イベントが開催されるというお知らせが流れました。
東京からは遠い北の地に住む私ですが、その瞬間距離も時間も何もかも一切の状況を精神が超越いたしましてイベント参加を申し込んだのです。

とにかくこの素晴らしい気持ちをもたらしてくれた番組をつくりあげた人たちにお礼を言いたい!
いや、言えなくてもいい、そこに私が行くことで何かしらその感謝の気持ちを体現出来たら!!

こんな気持ちになったのは初めてでした。こんな幸せな気持ちにさせてくれてありがとう!ああ伝えたい!!(エンドレス)


しかし詳細が発表されるにつれて急にものすごく不安になる私。
その中に出演者の方々による「ハグ」なるものが含まれていたからです。

はぐ!?!?!?!?!?

ものすごく動揺しました。
なんだか得体のしれない恐怖が私を襲いました。

ハハハハハハグ!??????ハグってあのハグ????????
正直握手でもギリギリ(これはあとで書きます)なんですけど?????

なんでこんなに動揺したのか、私はその時うまく掴めませんでした。
男性があまり得意でないとか、有名人とのハグは経験したことないとか、そういうこと以前の問題がある気がしました。
ただ、「それは私の求めてるやつではない」ということだけはわかったのですが。

でも今ならなぜなのかはっきりとわかります。

 

私は完全なる「観察者」でありたい者なのです。


観察者といえば聞こえはいいですが、要は覗いていたいというか。
安全な位置から、こちらに視線を向けられないようにしてつぶさに凝視していたい。
…書いていて自分でも気持ちが悪いなと感じます。
でも、そんな願望をまるごとかなえてくれたのがあの番組でした。制作された方々の意図はどうあれ、私はそういう視点で存分に楽しませていただきました。

 

ですから、こんな私の事情で実際に出演者の方の目の前に立って、しかもハグなどというサービスを受けることは、想像もしていませんでしたし怖くて仕方ありませんでした。
(先に言っておきますが、ハグは結局ありませんでした)

 

でも行かないという選択肢などとうに消え失せていますから行きますよね。
ハグ云々を置いておいても目の前に立つことが怖すぎて、わけもわからず必死で精一杯のダイエットや美容を頑張りました。

本当に、重ね重ね言いますが
「こんな気持ちになったの初めて」!!

この普段の私にはない積極性とポジティブなエネルギーはどこから出てくるんだろうってずっと不思議でした。
ダイエットなんてずっと挑戦しては気づいたら挫折の人間なんですけど結果が一番出たのがこの時です。

この気持ちが何に似ているか、気づいていました。


それは恋…。(笑うところです)


ここまで書いてて自分のキャラクターが迷子なのと、長すぎて少々具合が悪くなってきたので一旦切り上げます。


とりあえず今書きたいこととしては、

  • ガチ恋?
  • 握手会の魔力
  • これからの私

の3本です。

近々書けるといいな。