生きていたい世界

それで結局、あのイベントから2年近く経とうとしている今、お前は急にどうしたのって感じなんですけど。
 
人(作品)のことを応援するってどういうことなんだろうと思ったんです。
もちろんその人それぞれ愛し方があって、表現方法があって。
そのことを否定するつもりは全然ないんですけど、自分はこうありたい。こういう世界に居たいというのが、実際メンズ温泉を好きになる前ははっきりしていませんでした。
今も別にそんなにバシッと決まっているわけではないんですけど。
あのイベントで感じたこととか、それまで思っていたこととか、イベント後その日初めてお会いしたフォロワーさんたちのそれぞれの応援スタイルや、お話を聞いて学んだこととか。
メンズ温泉以外の好きな人たちに関してとか、新しく好きになったものや、ずっと前にハマったものとか。
 
そういうものを全部一回出して、眺めてみないといけないなと思ったんです。
 
握手でわけのわからない、ほかの人からすると噴飯ものの独り相撲ぶちかましてたこともちゃんと言語化して見直しておかねば、と。
そう思いました。
気持ちというのはそこにあっても、言葉に、かたちにしないと存在しないも同じと扱われてしまいます。
これは他者との間でもそうですが、自分の中でもいえることだと思います。
実際にずっと、すごく好きでも、言葉にしなくては(表現しなくては)意味がない。応援という意味ではなおさらだなあと感じました。
ありがとうという気持ちを、好きだという気持ちを、とにかく誰かの目に触れる形で表現しようとはっきり思ったのは、メンズ温泉が初めてでした。
それまでは好きという気持ちがこぼれるからわかってくれそうな友人などに「最近これが好きなんだ~」とか話す程度で。
「私が持つ、好きですありがとうって気持ちが少しでも好きな人や、それをつくっている人の心にいい影響が及べばいいな」なんて考えたこともありませんでした。
 
これが応援ってことか!!(雷ピシャーン!)
 
みたいな。
そういう生まれたてのような気持ちでいた中で、制作に関わった方々から個別にリプをいただけたことや、出演されている方とやりとりができたことはとても幸運なことだったと思います。
応援って基本的に自分次第っていうか。
そもそもリアクションが返ってくること自体まれなことだと思うんです。
握手とか直接声をかけられるイベントはまた別の話ですが、ファンレターを書いたって返事がくることも珍しいと思いますし、ツイッターやブログだってたわわにぶら下がるコメントに返事なんてほとんどつけられない。人気者であればあるほど、ひとりひとりに対応なんて不可能ですし。
もう「メッセージを読むこと」自体されているのかわからないことが当たり前です。
そんな中で「あっ、届いてるんだ」とか「言葉を返して下さった!」みたいなのが確かにわかったのってなんて恵まれているんだろう!と感じました。
 
距離感大事。
 
直接会うイベントは物理的な距離が一瞬でぶっ飛ぶので心の距離がよくわからなくなるんです。
前述のとおり、私はイベントで相当な混乱状態でしたので、正直しんどかった…。
もちろん嬉しいんです。
だって生ですよ?生きてるんですよ目の前で息してるんですよ?何も媒介しない声が聞こえるんですよすごくないですか???めっちゃすごい!!!しかも手の皮膚触れるんですよ?(表現)わ~~~~~~~!!!!!!!
みたいな感じに嬉しいんです。(観察者目線すぎる)
 
しかし付随するあれこれが強すぎたんですよね。それはもうどうしようもない。これから先、場数を踏めば多少は慣れるのかもしれませんが、これまでの経験上、そんなに変わる気がしません。
また同様のイベントが、愛するメンズ温泉であったとして行くのかという問いを自分に何度も投げかけたんですが、
「いや~~~~~~~~…死ぬほど悩むよね……」って答えしか出てきません。
 
これらのことから、
私は好きなものを好きでいたいんだなと気づきました
 
どういうことかというと、できるだけネガティブなことから遠ざかりたいんです。
これはたぶん、私が好きなものを好く理由に関係しています。
ここまで読んでいただいてわかる通り、客観的に見て私って生きやすそうなタイプではないですよね。
 
ええそうです、生きづらいです!
 
今の時代そういった思いを抱える方も多いと思いますけど、私も例にもれず生きづらい。
なんだか呼吸をしているだけで痛みをこらえてるような気がすることもしばしばあります。立ち止まりたくてもなんとかして乗り越えて、この痛みを引き連れて毎日をすごさなくてはならないことに、かなしくなったりします。疲れが癒しきれなくて、幸せってなんだろう?と首を傾げたくなることもあります。
その痛みを止めるために、明日また目を覚ますために。私は好きなものを好きでいるんです。
 
大げさでもなんでもなく、生き甲斐だと感じました。
そんな生き甲斐を与えてくれる存在は、とても大切だと思いました。
 
すごくシンプルな気持ちでそう思えたので、大事なのはそこなんだと思いました。
大切にしたい。笑顔でいてほしいし、幸せであってほしい。そのためにポジティブな言葉をできるだけたくさん言いたいし、届くならそれがいい。
 
もちろん物事にはいい面だけじゃないので無理をしてイエスばかり出すのではなく、好きなことを好きでいるために距離や角度を考え直すことも必要だと思います。なんでも無理して飲み込んだって、結局消化不良を起こすだけだから。
 
などとなんだか格好良くまとめようとしていますが、要は「辛い気持ちをこれ以上抱え込む余裕なんてない」ということなんですよね。
だから、好きな対象に対して「どうせ見下してる」と思いつつ好きでいられる人ってすごいなと思ったんです。
私には無理だなあと。実際そうだったとわかったら結構ショックだし。思ってたとしても頑張って隠してほしいなと思います。
ありがとうって言ったら心からありがとうって返してくれる世界に住みたい。たとえそれが錯覚だったとしても!
結局相手に本当のところを確かめることなんて不可能なので、これも「自分次第」の話になってしまいますが。
応援って実際自分本位の行為だと思うんですが、相手が少しでも喜ぶんじゃないかと思わないと私はできないし、芸や作品と人間性をばっさり分けて見てもいないんだなあと。
好きって思う段階ではある程度分けられるのですが、いざ応援となるときつい。
(応援のしかたがいろいろあるということも知ったので、私の応援など応援に値しないと思う方もいらっしゃると思いますが、ひとりごとなのでご容赦頂ければ幸いです。)
 
自分のために応援してるからこそ、とにかくポジティブに行こう…!
 
そんなことを思いました。うわなんかこんだけ書いてきてものっそい普通!!!!!!
 
ともあれ、ここまででブログを立ち上げたときに私が書きたかったことはだいたい書きました。
まとめるのが苦手なのでどうなることかと思ったんですが、出来は置いておいても、とにかく形にできてよかったです。
 
文章を書くこと自体は好きなので、また何か書こうかなと今は企んでいます。
 
 
 
あと最後にこっそり書きますが、私はメンズ温泉の番組終了後、出演者の俳優さんのお仕事を追っていくうちに2.5次元の舞台にハマったり、以前から好きなものを再確認したりして、「好き好き言うことの大切さ」を胸にあれこれ好き好き言いまくっているTwitterアカウントがあります。
ご興味のある方は覗いてみてください。
(※たまにBL作品の話題が出るので苦手な方はおすすめしません)
 
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