『女の数だけ武器がある。 たたかえ! ブス魂』ペヤンヌマキ著 感想

「この人と友だちになりたい」
 
と、読み進めるにつれて強く思ってしまったのです。私は。
友だちだなんて、大人になってから定義がわからなくなってしまって、子供のころの気軽さでそう呼べる人をつくるのは案外難しくなってしまって。
なんとなく安全な関係に腰を据えて新しい関係に手を出すこともめっきり減ってしまったこの頃に。
 
「友だちになりたい」
 
だなんてちょっと我ながら年甲斐もなくて笑ってしまったんですけど。
読んでいて、一緒にお酒でも飲みながら古くからの友人と近況報告をしあっているかのような錯覚に陥ったからかもしれません。
ペヤンヌさんは女性でありながらAV監督という割と珍しい経歴を持った方です。
奇抜ともとれるその職業に就くに到った経緯から、もっとさかのぼって幼少期からの生い立ち、ここ最近感じていることなどこの一冊でペヤンヌさんのことをだいたい知った気になれちゃったりして。
 
読書とは作者との対話だって昔何かで読みました。
小説でもきっとそうだし、エッセイならなおさら直接的に感じます。
 
そのうえ、わかる~~~とか、いいね~!とか、マジで!?wwwって何度もなるんですもん。
 
そりゃ好きになっちゃいますよね。
「友だちになりたい」って好きってことですよね。
 
数々のエピソードの面白さはもちろんなんですけど、それは文章全体からにじむペヤンヌさんの優しくてまっすぐで、ちょっと変わった?人柄がとっても大事で。
読みながらきっと、私は百面相をしていたのだろうと思います。
 
特に私的に「ブフッwww」となったところは、
「わるものメモ」「元彼の前で芸人化」のお話。
 
とても好きなので皆さん読んでいただきたい。
ペヤンヌさんはご自分のことをネガティブだと仰いますが、ちゃんとそこを認めて、かつそこを恨みつらみ妬みなどで終わらせずにネタに昇華できちゃうのがすごいなと。
毒を毒のままで終わらせないっていうか。
毒があるのは人間みんなそうだと思うんですが、それをため込んだりまき散らした結果自分までやられちゃってる人って多いと思うんですよね。
でもペヤンヌさんはそうじゃなくて、それをもとに今の「ブス会」の舞台をつくられたり、こうしたエッセイだったり書かれてて。
それってすごく大切なことなんだと思うんです。気づけない人、気づいても何もアクションが取れない人、アクションがネガティブ循環しちゃう人など色々いる中で、創作活動のエネルギーにできるってなんて生産的!って思いますし、生き方自分で見つけてるんだな~って尊敬の念を抱きます。
 
生き方。私今アラサーなんですけど。
この年になってくると本当に「生きるってなんだろう」って毎日のように考えますよね。
将来の展望や確固たる目標もないまま、日々とりあえずがむしゃらに生きていて、へとへとに疲れた頭でこれって誰のための人生だろうって空虚な気持ちに襲われたり。します。しませんか?私はするんです。
やりたいことはたくさんあっても、目まぐるしく過ぎ去る出来事に対応するので精一杯。
いつのまにここに来たんだろう?このままどこへ行くんだろう??
 
鏡を覗いて、あれっ、私こんなに… !?えっ、
 
っていう不安。
 
見事なクライシスです。
「加齢は恐怖」とこの本には書いてあって。まったくもってその通りだよねって眉根を寄せて頷きました。
「ブスという言葉が恐怖だった」とも書いてありましたが、美醜の評価が他者からの評価に直結していると思い込んでいた若いころとは違い、抗えない衰えを弱りを、引き連れていく未来がさらに険しく暗い道に見えたり。
 
でもなんだろう、この本を読んでいるとちょっとほっとするというか。
ブスという言葉の恐怖を乗り越えてきたのと同じように次から次へと立ちはだかる「怖いもの」をひとつひとつ丁寧にほぐして、ちょっと日に当てたらなんかちょっと縮んだんじゃない?軽くなったんじゃない?なんだこんなものか~!みたいな過程がみえるので、これからもそうやってやっていこうよみたいな気持ちになれるんですよね。
あ、ほかにもこの「怖いもの」と戦ってる人がいたって、見えるのがとても心強いです。包み隠さずありがたいなって。
たたかえ!ってタイトルにもあるんですけど、「ハウツー本」というよりは「戦記」に近い。たたかいってただ激しく暴れるだけのものばかりじゃないんだなって気づかせてもらえます。
 
女性同士の会話ってあけすけで面白いとも書いてあって、そこには本当に同意しかないんですけど、楽しい会話ができる関係でもこういう怖いものの話を共有するのって難しいんですよね。
 
 
ほかにも色んなコンプレックスについての話もありつつ。
中でもやっぱり気になったのが「男性へ希望がもてなくなった」というお話です。
メンズ温泉の制作に携わっていらっしゃったあたりのツイートなどでうっすら感じてはいたのですが、やっぱりそうか、と。
そして以前私のブログエントリでもお話ししましたが、私もそうなんですよね。すごく感覚として似てる。
 
なのでもう、
わかる~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!
って叫びながら走りたくなりました。
 
 
ちょっと待ってくださいね。
本当に酔ってるみたいなテンションになってきました。(素面)
まあいいか、バーチャル飲み会みたいなものですね。(?)
 
この部分で、だから私はあの番組を好きになることができたんだって、解が示された気がしました。
どうしても女性の心にひっかかってしまう小骨みたいな要素を丹念に取り除く匠のお仕事が、あの番組ではされていたんだなって。
それはきっとペヤンヌさんだけではなくほかの制作陣の方々にもあった認識なんだとは思うんですが、それがされている番組ってなかなかないんですよね…!!
もちろん素材のよさとか、盛り付けも大事なんですけど!!いつものあなたのお気に入りの調味料ドバドバかければいいってわけじゃないんだよっていう。
もっと根本的な部分の、生きているだけで感じる、人に言ったら「じゃあ食べなきゃいいでしょう」とか「ちょっと避ければいいんじゃない」「気にしすぎ」なんて言われるところまで気を使って取り除いてそのうえおいしく食べさせてくれるなんてなかなかないんですよ。
 
感覚の部分でのリンクがあったんだなって。
 
すごくスッ…って腑に落ちて爽快でした。
 
 
 
あと感じたのは、ペヤンヌさんって真面目な方だなあということ。サービス精神旺盛で、ユーモアのある方だけど、とっても誠実。
それ故の面白さもたっぷり感じます。真面目な人が真面目にしてるのって時折ある種の滑稽さが生まれるんですよね。本人の意図しないところで。それが私は結構好きなんです。
全体を通して、AVとかセックスとか、MとかSとか●●だとか△△がとか(笑)
ちょっと復唱もためらわれるような過激な表現も多いのになんだか文章全体に流れている空気はおっとりと優しく、丁寧に選ばれた言葉でできていると感じました。
文庫版で追加された、友人の雨宮まみさんへの言葉は、胸に深く刺さりこみます。
 
そんなペヤンヌさんがつくる舞台を、今まで残念ながら拝見したことはないのですが、いつか絶対に観に行きたい…!!と思っています。
 
(最新の舞台「男女逆転版・痴人の愛」は2017年12月8日~19日上演!)
 
 
 
頑張っていこうね!私たちまた明日からまだまだ人生長いらしいけど!!お互い頑張ろうね!!!!!また会おうね!!!!!
って熱いハグして別れるような読後感です。
 
 
とまあここまで書いてきて、完全に友だちと飲み会したみたいな気持ちになれたので私は満足です!!(どういう〆)

よみがえり

はてなさんから「1か月経ったけど何してるんです?」的なメッセージが来ました。
おぉ、こんなの来るんだ…。

 

んん~~~~そうですね。生きてました。とにかく。

正直ここ数年の生活は、私を少しずつ摩耗させていくような気がしていたんですが、この1か月割ともうカスも出ないレベルで使い切っておりました。


でももう大丈夫。(おそらくしばらくは)大丈夫です。


ちょっと一人旅とかして、自分探し…ではないけど、中身をちょっと取り戻せた感じがします。
あ、かっこよさげに一人旅なんて言いましたけど、オタク旅行です。好きなものを思いっきり楽しむことを1泊2日でしただけで蘇生呪文かかったかな?ってくらい元気になって自分でもびっくりが止まりません。
行くまでは本当に弱り切ってましたし、控えめに言って絶望の淵って感じだったんです。

オタクパワーすごい。完全にNOオタクNOライフ。

まあ人生いろいろありますね~。

これからも生きていくためには、好きなものを思いっきり愛でることが大切だなって骨身にしみてわかった出来事でした。

 


というわけで。今日このまま行ければ、もうひとつ更新します。

男嫌いの私とメンズ温泉

天高く馬肥ゆる秋。
一気に涼しくなりましたね。
皆様、健やかにお過ごしでしょうか…
 
 
などと考えていると、自然と頭の中に浮かんでくるのがそう、「推し」の方々です。
いつもうっすらメンズ温泉のことを考えてはいる日々をもうずっと続けているのですが、やっぱりこの時期思い出すのは昨年引退を発表された加藤貴宏さんのことだったりとか。お元気かな…。
 
(最後の出演作、

outrage-movie.jp

は明日10月7日公開ですね!!)
 
 
私は推しなどという言葉を使い始めたのは最近で、基本的に好きなものは友達と共にというよりはだいたい単独参加でした。
好きなタイミングで好きになり、壁打ち気味に好きをつぶやき、なんとなく同好の士と共有したりしなかったりしつつ気持ちが落ち着いてゆく流れが多かったのですが。
メンズ温泉のイベント後、Twitterのフォロワーさん数人にお声かけさせていただいてお話する機会を持てて、その後も交流が続いていることでいろいろな応援の仕方や、気持ちの持ち方があるんだなあというのを知ることができました。
何が正しいとかいう話ではないけれど、それらの経験は私の芽生えたての「応援したいという気持ち」を成長させてくれたり、言葉や形にする手助けをしてくれています。
 
メンズ温泉を、推す理由についていろいろ考えている中で思ったことがあって。
 
今まで割と、「ここが凄いの!」「だから見て!!」って方向でまとめようって頑張ってたんですよ。
もちろんそのプッシュの仕方は基本スタンスでやっていきたいんですけど、
私って結構、その、ネガティブなこともたくさん考えるので。
というか、メンズ温泉って疲れた女性を癒すって言っているので、傷や疲れみたいなそういうネガティブな状態を和らげてくれるのが「癒し」だとすると、ちょっとネガティブな部分を見せてもいいのかなと思うんですよね。
 
だから大々的に独立した記事にするのはちょっと気が引けるんですけど、ちょこっとここに書くことにします。
 
 
私は、男の人が苦手です。
(えー?って声はとりあえず今は吸い込んでおいてください)
 
男の人と、面と向かってやりとりをするのが主に苦手です。
もっと言うと、苦手といえばまだ優しい印象ですが、嫌いと言っても過言ではなく、怖いというよりは嫌気がさす方の感情が近いです。
もともとはそうでもなかったのですが、大人になるにつれさまざまな経験をした(とはいえさほど壮絶な人生があるわけではないのですが)結果、「男なんて…」という想いが染みついてしまいました。
もちろん、全員が全員そういった人ばかりではないのは頭ではわかっているし、例外だっているし、そういったくくりではなから拒絶するなんて愚かなことだし、自分にだって原因があるのですが。
 
男の人を目の前にすると、顔には笑顔を浮かべていても反射的に体の芯がギシッと強張る感じがしてしまいます。
 
数年前までは「なんとなく」だったそれも、今となってははっきりと自覚できるようになってしまいました。
話していると態度や言葉の端々に感じる”特有の何か”に過敏に反応してしまい、過去の嫌な体験と重ね合わせてしまって、どうしても純粋に相手を見ることができなかったり。
 
どうも容易く男性に辟易してしまうのです。
 
 
そんな私が、男しか出てこない男の魅力を前面に押し出した、メンズ温泉をお勧めする理由。
 
それは、メンズ温泉が
「男性や、男性の集団のいいところだけ抽出して作り上げた理想郷のような番組」だからです。
 
もちろんこれは、私がもともと男嫌いではないことが前提条件だとは思うので、もともと嫌だという人には当てはまらないと思います。
 
でも、私みたいに思ってる人って世の中に少なくはないのかもしれないなって。
これは、メンズ温泉の演出を担当されたペヤンヌマキさんのエッセイを読んで共感した部分でもあるのですが、過去の体験がコンプレックスになり、男性に期待できなくなった人は確かにいて。
 
そういう人が作る側にいるので、だいぶ精神的な負担となるような「アク」が取り払われているのです…!
 
 
そう!
全部なんて見る必要ないんです、いいとこだけ見てられるのがいいんです!!!!!
(失礼な、勝手なこと言ってるのは承知の上です!完全に自分本位の楽しみ方なのでご容赦ください…)
 
 
だからね、
 
 
メンズ温泉って「どうせ男なんて…」って思ってる人にこそ見てほしいんですよ!!!!!!
 
 
 
 
傷なんてなかった痛みなんて知らなかったあの頃に戻って胸いっぱいのときめきだけを感じられる番組なんですよ…!!!!!!
 
 
 
 
 
光の粒みたいなキラキラしたエッセンスをひたすら浴び続ける30分なんですよ!!!!!!!!
 
 
 
 
もうこれは、癒しを超えてなんらかの療法ではないかと思うほど。
 
人間、何かに望みを持てなくなるというのは大なり小なりそのあとの人生の幅を狭め、動きづらくします。
私はそれが、病にも似た状態に思えることがあります。痛んだり、塞いだり、自棄になりたくなったりしますから。
その病を、快方に向かわせる方法があるとしたら。
 
 
同じ病に、苦しむあなたに一度、お試しいただきたい「メンズ温泉」!!!!!!
 
 
 
 
 (※効果・効能の感じ方には個人差があります)
 
というわけで最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
またあの手この手でお勧めしていきたいと思います。

メンズ温泉紹介~出演者編~

メンズ温泉という番組を、1人でも多くの人に広めたいという気持ちが冷めやらないので紹介記事を書こう!
 ~今更だっていいじゃないか、だって2期が見たいんだもの!!!!!~
 
 
ということで今回はいろいろ考えた結果まず出演者さんの紹介をしようと思います。
内容には独断と偏見がたっぷりと含まれておりますので、ご注意ください。
 
(※今現在色々と状況が変わった方もいらっしゃいますが基本的には番組当初(2015年)の情報でお送りします)
 

 
画像左から、ヤス、モリショー、タケル、クラさん、タカ。
 
 
クラさん(倉貫匡弘
 

 
最年長。(当時32歳)
俳優。しっとりとした大人の色気と子供のような無邪気なノリのよさを持ち合わせる人。甘い声に日本人離れした濃いめの整ったお顔立ち。
落ち着いているかと思えば、遅刻してきたり、銭湯なのにシャンプーの類を忘れてきたり、オーディションでひとりだけ競泳用のピッチリした水着を着てきたりと、ちょっと放っておけないところがずるい。お酒が大好きで、伊東編での酔ってからの恋バナでは初キスの思い出などをノリノリで再現して笑い転げる姿が見られたり、伊豆長岡編では女装したモリショーさんに熱い視線を送ってたじろがせたりとふるまいが自由度高め。物腰はとてもおっとりしてやわらかいのに、意外と言動の端々にSっけが見られるのがたまりません。
 
[出演回: #1、#2、#3、#4、#6、#9、#10、#11、#12]
 
 
 
 
 
ヤス(田中康寛
 
 

年齢的には2番目。(当時28歳)
俳優。明るいムードメーカー。しっかりした眉、南国系の濃いめのお顔。浅黒い肌に白い歯が光る笑顔が印象的。
オーディションでは会話を引っ張っていく姿が見られたため「リーダーキャラ」で始まったはずが熱海への1回目の旅で武尊さんにお守りを間違えて買ってきて渡すというミスを犯し、即座にリーダー設定が消滅。髪をすすいでる人の頭に延々シャンプーを継ぎ足す悪戯を繰り返したり、花火でう〇この絵を描いて満面の笑みを浮かべたりと永遠の男児感がすごい。お酒を飲んでカウンターで寝ちゃう。ヤギにビビってへっぴり腰。よくわからないギャグ?を言ってスルーされるなど、可愛さが目立ちますが、たまに見せる九州男児的硬派さや繊細な気遣いとのギャップが素敵です。
 
[出演回: #1、#2、#3、#4、#5、#8、#9、#10、#12]
 
 
 
 
 
タカ(加藤貴宏)
 
 
年齢当時27歳。年齢的には真ん中。
俳優。(現在は引退)目力の強い整ったお顔に長身、程よく鍛え上げられた美しい肉体をお持ちの方。でもそれが全く嫌味じゃない奇跡的な「いい奴感」。
眉根を寄せるとちょっと強面ですが、笑顔はぐっと幼くなります。心の底からおいしそうにものを食べる姿が驚くほどに性的魅力的。年上のクラさんともしっとり話せるし、年下のタケルさんともキャッキャとはしゃげるコミュニケーション能力の高さ。声も話し方も優しくてのびやか。クラさんにSっけを指摘されるも、自覚がなさそう。年齢的にはヤスさんの下なのに、容赦なくいじっていくせいもあってかなんとなく年齢が逆な気がしてしまうキャラクター。正統派イケメンかと思いきや、だいたい写真では謎のポーズとおちゃらけた表情。
 
[出演回: #1、#2、#3、#4、#6、#7、#8、#9、#11、#12]
 
 
 
 
 
タケル(武尊)
 

 
年齢当時23歳。年齢的には4番目。
K-1ファイター。小柄であっさり系の童顔とは裏腹にバッキバキのマッチョなボディ。
ちょっと怖そう?と思いきや甘え上手の弟系。とにかく元気なお調子者ですが、K-1にかける情熱と真剣さは語るまなざしに表れています。試合中の攻撃的な表情からは想像できない、おいしいお肉を前にした時の笑顔や動物にデレまくる姿は見る者を片っ端からKOしていく。夢は「スターになること」。自分に自信がある故のヤンチャさがほほえましい。タカさんと特に波長が合うらしく、一緒にいると悪ふざけが止まらないのが楽しそうで癒されます。番組内ではカレーを作る姿も見られます!(養老渓谷編)
 
[出演回: #1、#2、#3、#5、#7、#11、#12]
 
 
 
 
 
モリショー(大森翔太)
 

 
最年少。(当時22歳)
透き通るような色白のお肌で折れてしまいそうなほど華奢な身体。涼しげな目元の眼鏡男子。
小説家志望のフリーター…要は一般の人。オタク的な真面目でおとなしそうな外見ですが、よく見ると端正なお顔立ちをしているのがわかります。番組内では芸妓さんの女装(伊豆長岡編)をして、そのクオリティの高さに周囲が言葉を忘れました。小説家になりたいという夢をまっすぐに語れる芯を持った人。全国区で突如裸の入浴シーンを放送されることになってもいい感じに開き直れる肝の据わりっぷりが凄い。最年少なのもあってかいじられキャラ。タケルさんには技の練習台にされたりしました。(那須編)
 
[出演回: #1、#2、#3、#5、#6、#7、#8、#10、#12]
 
 
 
ざっと紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
 
少しでも気になった方は、ぜひこちらでダイジェストムービーをご覧ください!(※音が出ます)
 
 
 
 
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「はっ」

お久しぶりです。

 

お久しぶりになってしまったことに驚愕しています。

続けてやる気はあったんですけど、突如忙しさの波に襲われて、気が付いたら日付が飛んでました。

 

お久しぶりです。(2回目)

 

前のブログからの間に、それでも何をしたかというと読みかけだった本をじわじわ読んだりしました。

 その本がこちら。

女の数だけ武器がある。 たたかえ!  ブス魂 (幻冬舎文庫)

女の数だけ武器がある。 たたかえ! ブス魂 (幻冬舎文庫)

 

メンズ温泉で演出など担当されたペヤンヌマキさんのエッセイ。 

 

文庫版が発売されてすぐ購入したのに、その時も忙殺されており読みかけのまま止まってしまっていたのです…。

感想を書こうかなと思ったのですが、ここについでのように書くのでは気持ちが治まりませんのであとでちゃんと独立したエントリにします。します。するんです。(自分に言い聞かせています)

 

詳しいことはその時書くつもりですが、「この方が居たから私はメンズ温泉をこんなに好きになれたのかもしれない」と思う箇所があったり。

もっとたくさんペヤンヌさんのことを知りたい!って思ったり。

 

とにかく楽しかったです。

 

 

とりあえず近況報告?でした。

2年の時を経て

さてメンズ温泉の紹介記事を、と思ったのですがもうちょっと考えてから書きたいのでとりあえず今日はメンズ温泉と私の話をしようと思います。


なぜ私がメンズ温泉を見始めたのかと言いますと、私の大好きな未来戦隊タイムレンジャーでタイムグリーンを演じていらした倉貫匡弘さんが出演されるというwebニュースを目にしたのがきっかけでした。
男たちの裸で女性を癒すと銘打たれたその記事に、私は初め、

「どうなんだそれ…(苦笑)」という思いしか浮かびませんでした。


そもそもイケメンと呼ばれる人に疎く、(倉貫さんはイケメンですけど)男の人が脱いでもそこまで気持ちが上がった覚えがありません。
面白いな~と思ったことはあるのですが、

嬉しいか嬉しくないかでいうと、

別に嬉しくはないかな…くらいの感覚です。


特に、かっこいいでしょ?こういうのがいいんでしょ?って押し出される系の裸には苦手意識すらありました。

 

でも倉貫さんがレギュラーとして見られるのは嬉しい!!

 

あとは、オーディションで選ばれたという割に、ひとり明らかに異質な人が混ざっているぞ!?というのが印象的でした。
どう異質かというと、まず細い。尋常でなく細い。折れちゃいそう。
そして白い。日光浴びたら消えちゃうのでは!?と思う程に白い。

しかも「作家志望」「フリーター」って書いてある…え、一般の人?

この時点でつっこみたい情報が満載なんですけど???

 

「どや!」って今までメディアが推してきた「イケメン」と全然違う人がいる!


正直私はこの人のビジュアルとても好みなんですけど…!!

このセンスGJと言わざるを得ない!!!!!

 

と、だんだんと、どういうつもりでこの人が選ばれたのかについて、興味がわいてきました。

 

そのころの私は、思ったよりもずっとハードな毎日で疲れ切っていたせいと、「ちゃんとした大人であろう」とするあまり自分の好きなことを好きに楽しむことをすっかり忘れて数年が経った状態でした。

 

今考えると世界は精彩を欠き、心は躍動を捨て去った、生ける屍のような状態でよく過ごせていたなと思います。
その時はそれが普通で「落ち着いた」「歳を重ねるってこういうことだ」と思い込んでいたのだから、恐ろしいですよね。

 

好きなものを思いっきり好きだって抱きしめることがいかに人間らしく、幸せに満ちていることか!!

 

この番組で、私は思い出すことができたのです。

 

そして私の人生は変わりました。
なんの比喩でも誇張表現でもなく、本当に出会う前と後では、考え方が変わったのです。

 

ただ美しい男の裸を眺めるだけではなく、ほかにも大切なことがたくさん番組の中にちりばめられていたように思います。


もちろん娯楽としてわかりやすく「美しい男の裸」とか「BL風味の仲睦まじい様子」とかそういうものにもたっぷり癒されたしエネルギーももらいましたよ!そこを隠すつもりとかは全然ないんですが!!が!!!!!

好きになって、応援したいと思えたことで得たものだったり、
番組のつくり自体が「女性を癒す」視点でいろんなことを考えつくされていたおかげで「物事のよい面」を徹底的に見ることができて、それによって思い込みがほぐれたりとか。


そういう視点でのお話です。

 

それまでの私って、いろんなことに見切りをつけていたというか。
好きなものがあったとしても、さらっと好きであればよかったし、自分の中だけで完結したってよかった。
思いはどうせ届かないと思っていたし、届かない思いを伝えることなんて無駄だと思ってました。
それがどうでしょう。


どうせ届かない?届くかもしれないじゃん!やってみようよ!届かなくても、伝えることができるだけ幸せじゃん!
さらっと好きであればいいじゃ足りない!こんな気持ちにさせてくれた人の人生ごと全部応援したい!!イエーーーーイ!!!

 

みたいな考えに変わったんです…自分でも驚きの大革命です。

(ちょっと怖いですか?私もです)

 

ほかにも、この気持ちをインターネットの海に放つにあたってどう表現したらよいのか考えた結果、
決めつけたり、押し付けたりするのはやめようとか、否定的な意見を否定で返すのではなく、肯定で返そうとか、自分の自己肯定感の低さを自虐だけでカバーするのはよそうとか。
自分のよろしくない思考の癖を、意識して変えることができたのです。

 

ありがたいことです~~~~~…(しみじみと)

 

この姿勢が正しいかどうかとかそんなことは置いておいて私の生き心地が格段によくなりましたよね。
他人がどう思うかではなく、自分がしたいことを、持ってるもので「好き」って言えたらいいんだと気づいたのです。
それまでは、「私なんかの表現は月並みだし、別に私がしなくても誰かがしてるから私がする必要はないな…」みたいな考えでいたのですが、
「同じ意見が1000000あったとしても、そこに1を足すことに意味がないとは言えないのではないか?いや、意味はきっとある」くらいに熱さを持てるようになったというか。


難しい考察とか、分析とか、評論とかできないし、知識もなければ語彙も貧弱だけれど、とにかく「好き!」って言われたら嬉しいから言ってみようかな!くらいにシンプルに考えられるようになりました。


メンズ温泉が終わってから、私は自分でもなんでこんなにこの番組が好きになってしまったのか不思議に思い、色々考えました。
番組を構成する要素を抜き取って「イケメンが旅をする」とか「イケメンが仲良く温泉に入る」とか「イケメンがシチュエーションに合わせてドキッとするようなことをする」とかいう作品を次々と見てみました。

 

でもどれも違うんです!

 

もちろん、それぞれにいいところはあるんですが、あんなに心全部光で満たされるような気持ちにはならないんです!!!

だから番組が終わって2年経とうとしている今でもこんなブログ書いちゃうんです!!!!!!

 

というわけで次こそは紹介記事が書けるといいなと思います。

 

ひといき

さあ、よくわからない勢いで開設したこのブログですが、書きたかったことがどんどん散り散りになってしまうのを一生懸命追い回したらあの長さ。

慣れません。いつかまとまりのある長い文が書けるようになりたいものです。

でも私のつたない文でも共感してくださる方がいらっしゃったりして書いてみてよかったなあと思います。

 

ツイートへのふぁぼもありがとうございます。

スターもとても嬉しいです。

 

スターとかふぁぼとかで思うんですが、「見てるよ!」って気軽に表現できるこのシステムってなかなかニクいやつですよね。

 

確かに誰かの指が私の文章に対して反応してくれるのがわかるってありがたいことだなあ…。

あ、今日は考えてることそのまま書いているのでまとまりとか特にないです。

ゆるいです。

 

 

これから書いていきたいこととしてまずひとつはメンズ温泉の紹介記事です。

 

いろんな言葉と思いを注いで書きたい。だって好きだから…!

 

私以前はしばらく毎日のように番組関連のツイートをしまくってたんですが、ある時から結構長い間更新がまばらになったりしてました。

それは愛が消えたわけではなく、とにかく頭の中の妖怪が「サビシイ…サビシイヨォ…」ってすごい勢いでしなだれかかってくるものですから。振り払うのに必死すぎて無理だったっていうのと私生活が忙しすぎたので寂しさに憑りつかれたら死ぬと思ったからです。

 

なんたって番組ガチ恋勢ですから。

 

ねえなんで連絡くれないの?みたいな。

ねえなんで続き始まらないの???って何回も着信があっても怖いですよねっていう。

 

いや実際のところ何万回思ったんだかわかりませんけども。

とにかくそんなツイートでTLを埋め尽くすわけにはいかないという判断から口をつぐんでおりました。

 

今も寂しさはありますが、この寂しさを思いに変えて、「BL好きな方へ」とか「美しい男子が好きなあなたに」とか「ストーリーを重視する人へ」とか個人的な楽しみとして書けたらいいなと思います。